かかとの痛みの原因と対処法

かかとの成長痛と骨折

かかとの痛みは「足底腱膜炎」だけではありません。成長期の時期に突然やってくる成長痛もあり、これは本来の病名を「骨端症」といいます。

 

「骨端症」という名称からも想像できると思いますが、これは骨の端部分が成長していくのに伴って急激に伸びようとすることから出る症状です。従って、成長痛の症状が出る場所というのは骨の端部分となる、膝、股関節、かかと、腰などとなっています。

 

子供が骨の端ではない場所を痛がるようなら、それは成長痛ではない可能性があります。小学生の頃には身長が1ヶ月で10センチ近く伸びる子供も珍しくはありません。かかとの成長痛に関しては、小学2年~高学年までに痛みが出ることが多くなっているようです。

 

特に活発に体を動かす子供ですから、何かスポーツに打ち込んでいる場合などは、かかとの成長痛も起こる事が多くなってきます。

 

もうひとつ「かかとの骨折」をしていることもあります。かかとの骨折は、「押し潰れる型」と「剥がれる型」に大きく分けられるのですが、多いのは押し潰れる方で、これはジャンプや階段飛ばし程度でも運が悪いとなってしまう可能性があります。

 

かかとにはほぼ全体重がかかる瞬間があるので、骨折した時点で激痛が走り、日常生活に大きな支障が生じることになります。骨折してしまった場合は、手術よりもギブスで固定して骨がくっつくのを待つ治療をするのが一般的です。